ISO認証・構築・運用のために〜成功するISO
ISOは、「ルールを決めて」「それを守り」「守られているかどうかチェックし」「改善を続けていく」(=PDCA)というシンプルな仕組みです。
しかし、「何をルールにするか」「どのようにチェックするか」ということは決まっていないため、取組み方は会社によってまちまちです。
このため、同じような規模の同じような状況の会社がISOを導入しても、取組み方によってまったく違うISOシステムが出来上がってしまうこともあります。
取り組み方次第で、ISO構築に「格差」が生まれるのです。
PDCAがうまく機能するためには、まずはシステムが「作りやすい」ものであること、次に作ったシステムが「使いやすい」ものであること、そしてそのシステムは誰もがムリなく「続けやすい」ものであることが大前提となります。
一方、「作りにくい、使いにくい、続けにくいシステム」では、PDCAのどこかのバランスが崩れ、ISOシステムは本来の力を発揮しません。
では、具体的にISO格差について、見ていきましょう。
●規格解釈で見る ISO格差
1.まずISO規格要求事項を理解する。 2.その後、自社業務を『規格』にあてはめてマニュアルを作る
ISO規格を理解するまでが大変。
規格は必ずしも自社のすべての業務に当てはまるとは限らないので、自社に必要ないことがマニュアル化されることもある。
日頃の業務をまとめることから始めるのでとっつきやすい。 その上、自社のシステムとISOの仕組みが結びつきやすい。
自社の業務を元にマニュアルを作るので、重要なことがマニュアルから省かれることもない。
●マニュアルの作成で見る ISO格差
他社事例、市販のフォームを利用するなど、型にはまったマニュアル作成する。
作成するのは簡単。
ただし、いざ運用しようとすると、自社の従来のシステムや工程と合わなかったり、必要のないルールや手順ができるなど、ISOのせいで仕事が増えたり業務が煩雑化することもある。
1からマニュアルを作るため、作成には、規格に精通した人(コンサルなど)の支援が必要なことも。
しかし、会社にとって必要なこと、必要ではないことがしっかり振り分けられ、『必要なことが書いてある』具体的なマニュアルができる。
自社業務の流れを重視したものになるので使いやすい。
●マニュアルの形式で見る ISO格差
マニュアルが抽象的(わかりにくい用語、手順)になりがちで、事務局のメンバーなど一部の人しか理解できないことも。
書類の量が多すぎると作成、運用が大変。逆に、量が少なすぎると、形骸化しやすい。
マニュアルが具体的な表現に欠ける。実際には何をすべきかがわかりにくい。
マニュアルが具体的(分かりやすい手順、用語)。
パートやアルバイト、外国人労働者の一人ひとりまで、「いつ、何を、誰がすればよいのか」が理解できる。
マニュアルの量は適度だが、『どこまでマニュアル化するか』がきちんと理解され、『必要なこと』はしっかり明記されている。
●ISO構築の目的で見る ISO格差
ISOで○○をしたいという目的がないため、取得したあと、何を目指せばいいのかわからなくなる。
経営とISOを切り離して考えるため、ISOの効果が見えにくい。目標のための目標、監査のための監査になって、マンネリ化、形骸化したISOに。
『組織の「こうありたい」という姿を実現する』ことが目的。
ISOで○○したいという目的が明確になっているため、数値などで具体的な目標を立てやすく、目標達成に向けた活動を行いやすい。
業務がスムーズにいくようになった、売上が上がった、ムダな残業が減ったなど、会社にとって有益な効果が生まれる。
それはなぜか。なぜなら、これまでは「使いにくい」システムであっても、ISO規格要求事項に従ってシステムが構築されていると判断されたら、ISO認定審査に合格し、認証取得が出来たからです。
しかし、昨今ではこれまでの判断方法を見直し、審査においても『有効性』を重視するケースが増えており、形骸化されがちだった従来のISOの形が変わろうとしています。
今、ISO認証取得に取り組むなら・・・ ぜひとも、作りやすく、使いやすく、続けやすい『成功するISO』を目指してください!
ISO認証取得後
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