食品事故の防止は、コミュニケーションの徹底から!
1.相互コミュニケーション
昨今の食品事故を見ると、食品衛生よりも表示偽装やミスに関するものが増えています。
『きちんと情報を伝えていない』ことが、食品安全に対する不安を引き起こしています。
そこでISO22000では、食品安全は「フードチェーンに関与するすべての関係者の共同責任」と定義し、食品業界に関わる人たちが、確実な情報を共有することが求められています。
◆外部とのコミュニケーション
運送会社・・・製品の管理方法を共有
生産者 ・・・農薬の情報を共有
消費者 ・・・食品を安全に食べるための取扱い方法などを表示等で共有 など
◆内部でのコミュニケーション
製造工程や手順が変更されマニュアルが変更されたら
クレームがあったら ・・・>>従業員に周知する
食品事故が起こったら
食品安全のために自分には何ができるか
2.システムマネジメント
食品製造現場だけの取り組みで食品事故は防げません。
経営者が ・・・従業員に食品安全の大切さを伝えていない
営業部門が・・・食品安全よりも利益を重視した営業を行っている
事務部門が・・・問合せに対して正しい情報を伝えていなかったり
クレームを他の従業員に知らせていない
一人ひとりが『食品安全』という組織の目標に向けて行動することで、組織全体での食品安全対策を行う、それがISO22000の考え方。
『現状を改善するためのあらゆる可能性』を想定した対策を
3.HACCP原則
ISO22000での食品衛生管理は次の二つ。
・さまざまな観点から見て重点的な管理が必要な工程・・・HACCP12手順による管理
・さまざまな観点から見て基本的な管理を行う工程 ・・・前提条件プログラム
『HACCP12手順』は、食品危害(ハザード)を洗い出し、分析し、特に管理が必要なポイントについてどのように管理するのかを決めた仕組みです。
ISO22000では、基本的なHACCPの考え方に加え、『どうすればもっと食品安全を万全にし、消費者のニーズを満たせるか』という、HACCPの『原点』に戻っています。
まずは基本を守ること
4.前提条件プログラム(PRPs)
前提条件プログラムとは、その名のとおり、食品衛生の『前提』となるルール作りのこと。
(前提条件プログラムの例)
・手洗いをしっかり行う
・従業員の衛生をきちんと管理する
ISO22000の対象となるすべての事業所、すべての従業員が食品安全の『前提』として守るためのルールを定めます。
|