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ISOの基礎知識
ISOとはISO9001ISO14001ISO22000FSSC22000OHSAS18001Pマーク
ISO構築手順Q&A

FSSC22000とは

ISO22000の課題


2005年に誕生したISO22000は、世界規模で食品安全対策に取り組むため、世界中の全分野に普及させることが重要な目的でした。
フードサプライチェーンの中に存在する、沢山の食の安全規格を網羅していることが特徴です。

ただ、ISO22000は、全取り組むべき項目は決定したものの、その内容については「各会社が自分で選べる」とされています。
このことから、ISO22000を取得しても、衛生管理が行き届いた会社とそうでない会社が生まれてきているのが現状です。
そのため、取引を開始する際、ISO22000を取得していても充分とは言えないとされ、顧客による二者監査が実施されています。

その結果、いくつかの問題点も出てきています。

◆日本での問題点
 ・監査頻度が高い
 ・さまざまなスキームがある(規格の種類が多い)
 ・効率、コストの負担(回収、無償修理の件数減)


GFSIの動き

このことを憂慮し、自社の取引先のレベルを一定以上であることを確実にすることを目指したのが、国際的な食品メーカーや食品流通会社の連合組織であるGFSI(Global Food Safety Initiative)です。

GFSIの最大のメリットは、監査コスト削減だとされています。
食品会社のうち約9割 が、年間10回程度の監査を受けていますが、GFSIだと一本化でき、監査頻度や項目を削減したり、監査をなくすことが可能です。

※GFSI:ウォルマート、英テスコ、仏ダノンなど、世界の流通/食品大手約 650社が参加する組織。CGP(Consumer Goods Forum)が策定。


FSSC22000(Foundation for Food Safety Certification)

GFSIが承認した規格は11あり、その中にFSSC22000も含まれています。
日本語の審査も可能なことから、日本ではこの規格が奨励されています。

●FSSC22000の構成

FSSC22000は、規格+ガイドライン+追加要求事項でできているスキームです。
ガイドラインはPAS(Publicly Available Specification 一般仕様書)と呼ばれています。
PASは、ISO 22000規格要求事項(7.2.3)を満たすための詳細で、 ISO 22000:2005と合わせて使用することができます。

(例)
 ISO22000+PAS220(For Food Manufacture:食品製造・加工業が対象)

●FSSC22000制定のスケジュール

 2011年 飼料(F)、容器包装(M)
 2012年 輸送・物流・サービス(J)、食品機器製造(K)
 2013年 ケータリング・外食(G)、小売・卸(H)
 2014年 ABCDELの更新
 2015年 ガイダンス文書バージョン7の公開


FSSC22000とISO22000との違い

FSSC22000は、ISO22000と基本は同じですが、いくつかの相違点があります。

1つは、前提条件プログラムの選択方法が異なることです。
ISO22000では、各社が自由に前提条件プログラムを選ぶことができましたが、FSSC22000では PAS220を採用することが定められています。
PAS220は、従来の前提条件プログラムと比べ、かなり具体的で厳しい要求事項となっています。

また、FSSC22000では、ISOではカバーできなかった食品安全対策(フード・テロ、原材料やアレルギー物質の管理など)についても、具体的に定めています。

そのほか、PAS 220とISO22000に、「追加要求事項」として、「食品安全に関連する要因の監視」と「サービスに関する仕様」を加えていることも、特徴のひとつです。



PAS220 要求事項
4  建屋の構造及びレイアウト
4.1 一般要求事項
4.2 環境
4.3 施設の立地
5  建物及び作業場のレイアウト
5.1 一般要求事項
5.2 屋内の設計、レイアウト、作業動線
5.3 屋内の構造及び設備
5.4 装置の配置
5.5 試験室の設備
5.6 一時的/移動式建物及び自動販売機
5.7 食品、容器包材、原材料及び非食品化学物質の保管
6  ユーティリティー(空気、水、エネルギー)
6.1 一般要求事項
6.2 水の供給
6.3 ボイラー用薬剤
6.4 空気の品質及び換気
6.5 圧縮エアー及びその他のガス
6.6 照明
7  廃棄物処理
7.1 一般要求事項
7.2 廃棄物及び非食品もしくは危険な物質を入れる容器
7.3 廃棄物の管理および撤去
7.4 排水路と排水
8  装置の適切性、清掃・洗浄およびメンテナンス
8.1 一般要求事項
8.2 衛生的な設計
8.3 プロダクトコンタクト面
8.4 温度管理とモニタリング装置
8.5 工場、器具、設備の洗浄
8.6 予防保全および改善保全
9  購入した資材の管理
9.1 一般要求事項
9.2 サプライヤーの選定と管理
9.3 納入資材の要求事項(原材料/包装資材)
10  交差汚染の予防対策
10.1 一般要求事項
10.2 微生物的な交差汚染
10.3 アレルゲン管理
10.4 物理的な汚染
11  清掃・洗浄及び殺菌・消毒
11.1 一般要求事項
11.2 洗浄・殺菌剤及び器具
11.3 清掃・洗浄及び殺菌・消毒プログラム
11.4 定置洗浄 (CIP) システム
11.5 殺菌・消毒の有効性のモニタリング
12  有害生物の防除
12.1 一般要求事項
12.2 有害生物防除プログラム
12.3 アクセスの防止
12.4 有害生物の住みかと蔓延
12.5 モニタリング及び捕獲
12.6 駆除
13  要員の衛生及び従業員用施設
13.1 一般要求事項
13.2 要員の衛生設備及びトイレ
13.3 食堂、指定された飲食エリア
13.4 作業着及び保護衣
13.5. 健康状態
13.6 疾病及び負傷
13.7 要員の清潔
13.8 要員の振る舞い
14  再加工
14.1 一般要求事項
14.2 保管、識別及びトレーサビリティ
14.3 再加工品の使用
15  製品のリコール手順
15.1 一般要求事項
15.2 製品回収に関する要求事項
16  倉庫保管
16.1 一般要求事項
16.2 倉庫保管の要求事項
16.3 車両、運搬器具およびコンテナ
17  製品情報/消費者意識
17.1 製品情報
17.2 包装済み食品のラベル
18  フードディフェンス、バイオビジランス、バイオテロ
18.1 一般要求事項
18.2 アクセス管理


FSSC22000コンサルティング実績(有限会社アイムス)
・原料加工業(玄米茶、ウーロン茶)/奈良
・原料加工業(緑茶)/静岡
・野菜、山菜製造加工業/長野
・原料加工業(コーヒー)/佐賀
・飲料水ボトリング業/佐賀県

(FSSC22000 内部監査研修)
・飲料製造業 他




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