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ISO 9001(品質マネジメントシステム)とは

ISO 9001とは

ISO 9001とは品質マネジメントシステム(Quality Management System)のことです。

『品質』という言葉から、『高品質なものを製造する』というイメージが持たれたり、『品質管理』のことだと思われることもあります。実際、新聞で、『ISO 9001とは優れた製品やサービスなどを提供している企業や工場に与えられるもの』という文章を見かけることもあります。

しかし、品質を管理し、不備や故障のない製品を提供するのは、企業として当然のことです。『うちの製品は不良品ではありません』とわざわざ宣伝する必要はないはずです。

ISO 9001の目的は、単に『良い製品を作ること』だけではなく、『よい製品(サービス)を作る(提供する)ためのシステムを管理すること』です。

『よい製品・サービス』とは、『顧客の要求する製品、サービス』のこと。

よい製品やサービスを提供することで、『お客さんに満足してもらうこと【顧客満足】』を目指します。



ISO 9001の内容を知る

ISO 9001のシステムは、以下の流れ(規格要求事項)に沿って構築します。

●組織について整理する(4.1~4.4)

まずは、組織の『こうありたいと思う形(あるべき姿)』について明確にし、組織を取り巻く様々な状況(外部・内部からの課題、利害関係者からのニーズや期待)をまとめます。
そのうえで、ISO 9001を組織の『どの範囲で構築するか(適用範囲)』を決めます。

また、プロセスアプローチについて取りまとめます。プロセスアプローチとは、よい製品、サービスを提供する』ために、製品・サービスの『結果』ではなく、提供されるまでの『プロセス(過程)』を重視することです。

ISO 9001は『モノ』ではなく『プロセス』に対する規格です。『プロセスが明確になっている』『プロセス通り業務が行われている』ことが重要であり、その結果が『顧客満足』に繋がるというのがISO 9001の考え方です。


●リーダーシップが求められる(5.1~5.3)

ISOでは、トップマネジメント(経営層)が強くかかわり、説明責任を持つことが求められます。トップマネジメントは、組織の目的である『顧客重視』について『品質方針』で表明します。また、組織図や業務分掌を整えて、各役割の責任や権限を明確にします。


●計画を作る(6.1~6.3)

組織のあるべき姿を目指し、プロセスアプローチを整えても、未来永劫それが達成できることはありえません。組織が『予期しない状況』について『リスク』あるいは『機会』と捉え、どのような機会やリスクがあるか、予期しない状況が生じたとき組織はどのように対処すべきかについて計画していきます。ここでは目標として管理すべきことを明確にし、
日常的に管理すべき項目は、7章、8章で明確にしていきます。


●支援体制を整える(7.1~7.5)

プロセスを管理しリスクや機会に対応するために必要な支援体制を整えます。
これには、組織内の資源(人材、インフラストラクチャー、環境、監視測定機器、知識など)、人々の力量や教育訓練体制、コミュニケーションの方法などが含まれます。また、これらを組織内の人々が共有し、組織外(第三者)に対して明確に示すために、必要な事項について文書化します。


●運用するための計画や手順を整える(8.1~8.7)

実際に組織の各部署や各担当でシステムを運用できるように、具体的な計画や手順を整えていきます。
顧客とのコミュニケーション(受発注やクレーム対応、営業活動など)、顧客ニーズへの対応(設計・開発、サービス開発など)、アウトソース先の管理などを間違いなく行うための手順を作り、それぞれ誰がどのように行っていくのかを明確にします。提供する製品やサービスを手順に沿って準備し、出荷(サービス提供)するための手順や、トラブルがあった場合の処置法についても決めます。


●評価する(9.1~9.3)

製品やサービスを提供する過程(プロセス)に問題がなかったかどうかを、指標を決めて評価できるようにします。それらの結果をトップマネジメントに報告し、トップマネジメントは改善方向を指示して、プロセスを見直します。


●改善する(10.1~10.3)

不適切な製品やサービス(不適合)が発生した場合に備え、その処置法と是正処置について決めておきます。ミスやトラブルといった不適合に限らず、時代の流れや組織を取り巻く様々な状況の変化に合わせ、システムを絶えずアップデートしていく仕組みを作り、マネジメントシステムを最適化していきます。

ISOを取得すれば不適合はなくなる?

ISOを取得していることと、不良品が発生するかどうかは関係ありません。製品回収が多い会社でもISOは取れます。

そもそも、『不良品の発生率』だけで判断するのは正しいといえません。業種や取扱製品などによって、不良品の発生率は異なるからです。

ISOが目指しているのは、不良品を0にすることではなく、『不良品を0に近づけるための仕組みを作っていく』ことです。ISOシステムは『不良品やクレームは発生する』ことを前提に構築します。

大切なのは、『製品の良し悪し』ではなく、決めたルールを守り仕組みどおりにできているかどうか。不良品が発生しても、それを速やかに回収し、原因を追究し、改善に結びつける仕組みがあることが求められます。そして、『少しずつ改善していく仕組み』を社内に根付かせていくことで、『継続的に改善』していきます。

ISOを構築しても、1年、2年では大きな変化は見られないかもしれません。
けれども、『常に会社が良くなるようにルール改正をする』仕組みをつくることで、会社は少しずつ良い方向に変わっていく、これがISO 9001の考え方です。




ISOを構築・認証取得するには?





担当講師 三村より)

私は2000年よりISOコンサルティング業務に携わっています。私自身にとっても、今回の規格改正は3回目の『変化』となります。
3度の変化を通じて感じることは、単なる『システムを作る』という規格から、『経営力を上げるためのシステムを作る』という規格になった、ということです。
また、リスクや情報に対する考え方の変化、加速するグローバル化など、時代に合わせて、規格は柔軟に対応していきます。
16年以上、ISOに携わってきたコンサルだからわかる、『本当に知っておくべき ISO9001:2015構築のポイントを、全力で皆様にお伝えしていきたいと思っています。

セミナーではこんな内容について学んでいただきます
  • 4章から10章まで、各要求事項のポイントを知る ~おさえるべき点、迷いやすい点はココ! 『運用』を見据えて規格の内容を具体的に理解しよう
  • 『組織』『リスク』はここをおさえる~ISO9001:2015の要である2つのポイントを理解して2015年版に取り組む
  • 我が社では何が出来る? 何をすべき? ~具体事例を引用し、自社がすべき取り組みを理解する
同セミナーのご参加者様(2016年3月/東京会場)の声より
  • 2015年版の背景や項番の意味合いを丁寧に説明いただき、大変よく理解できました。
  • 箇条毎の狙いと、箇条間の体系が明確で、最高にわかり易い内容で、テキストが書き込みにより文字と線で一杯になりました。
  • 規格の文言を単に解説していくセミナーが多い中、要点を押さえたわかりやすい解説と臨機応変な進行が素晴らしい。
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東京会場の様子




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