成熟度モデルで会社を格付けしてみよう PART1
物事のランクを決めるときに『格付け』という言葉があります。
「星」の数が多いほど「格が高い」とされるレストランやホテル、力士の実力を「番付」で格をつける相撲の世界、そして、「AAA」から「A」という記号で格付けされる会社の信用度。
『マネジメントシステム』の世界にも、格付けがあります。
マネジメントシステムの格付けとして用いられるのは、『成熟度モデル』と呼ばれるものです。
『成熟度モデル』は『レベル1』から『レベル5』までの5段階に分かれており、『レベル5』が最も格が高いとされています。
このレベルは何を基準に定められているかというと、『組織内にどの程度、プロセスが存在しているか』によります。
プロセス=過程、つまり『仕事がスムーズに進むための流れ』のことです。
ISOは『プロセスを整える』ことが最大の目標といってもよいでしょう。
プロセスがきちんと整えられ、滞りなく業務が進められていれば、ムダがなくなり、経営システムが構築された状態になります。
では、『ISO認証取得』の状態は、成熟度モデルだと、当然『レベル5』なのでしょうか…?
まずは、成熟度モデルのレベルについてみてみましょう。
《レベル1》 『プロセスを監視していない状態』
組織内に業務マニュアル、作業マニュアルなどはなく、共通のルールが存在していない。
《レベル2》 『プロセスを特定しルールを定めているが、活用されていない状態』
フォーム、手順書などはあり、全員がそれにそって作業しているが、ルールがあるだけで満足し、「こんなルール、何の役に立つんだろう」といった事態になっている。
《レベル3》 『プロセスが明確になり、ルールが適切なものになっている状態』
ルールが定められ、かつ何のためのルールなのかをスタッフ全員が理解し、自分の仕事はプロセスの中でどういう位置づけなのかが明確になっている。
そして、それが滞りなく行なわれているかどうかが『監視』されている。
《レベル4》 『ルールが活用されているかどうかがチェックされている状態』
単なるルールではなく、『目標達成』のためのルールが確立されている。
目標は「会社にとって必要な数字」から作り出されたもので、「何のための目標なのか」がはっきりしている。
《レベル5》 『プロセスが有効活用されている状態』
「目標を達成すること」が目標となっていない。常に、社会や組織の状況を見ながら、世の中の『プロセス(流れ)』に合わせた目標設定を行なう。いわゆる『継続的改善』を行なう体制が出来ている状態。
駆け足で説明しましたが、ざっと、こんな感じになります。
では、ISO認証取得レベルとは、一体どこでしょうか…?
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| 上記の内容を再編し、補足、整理したものが、本になりました。 マネジメントシステムの原理原則〜品質マネジメント8原則で経営力を高めよう ISOの土台「品質マネジメント8原則」を徹底解剖し、組織の目指すものを確実に実行するためのシステムづくりの方法について、豊富な事例をベースにまとめています。 |
このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。(2006.9.27発行「成熟度モデルで会社を格付けする」より)
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