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ISOの運用ISO9001,14001の運用

ISO取得のレベルとは〜成熟度モデルで会社を格付けしてみよう


成熟度モデルとは

※このコラムは、『成熟度モデルで会社を格付けしてみよう PART1』の続きです。

◇「成熟度モデル」とは『組織内にどの程度、プロセスが存在しているか』によって決まる。

・レベル1:プロセスを監視していない状態
・レベル2:プロセスを特定しルールを定めているが、活用されていない状態
・レベル3:プロセスが明確になり、ルールが適切なものになっている状態
・レベル4:ルールが活用されているかどうかがチェックされている状態
・レベル5:プロセスが有効活用されている状態

では、上記の5つの段階の中で、果たしてISO認証取得レベルは、どの段階になるのでしょうか。

その「答え」は…「答えは風に吹かれている/The answer is blowin' in the wind.」(ボブ・ディラン)という詞がありますが、まさにそうです。
「風」、つまり「社風」の中にあります。


ISO取得はどのレベル?

まず「レベル1」から見ていきましょう。

ISOの最低条件は「ルールを決めて、それを守る」ですが、「レベル1」は、そのルールすら存在していない、という状態を指しています。
ISO取得レベルだと、最低ここはクリアしています。

次に「レベル2」だと、ルールが決められ、それが守られている状態です。
ISO認証取得の最低レベルは、ココです!

このレベルは、単刀直入な言い方をすると、『ルールがありさえすればよい』という状態です。
これでも『認証マーク』はもらえます。
ISOの審査は、『ルールがあって、それが守られているか』を見るだけですから。
とにかくマークさえあればいい、という会社の中には、このレベルのところも存在します。

しかし、それではISOをとった意味がない、せっかくISOに取り組むのだから、従業員全員が自覚を持って業務を行い、会社全体として経営改善に役立てよう、とするのが「レベル3」です。
ISOを単なる「カタチ」ではなく、会社の経営や作業の流れの中に、具体的、積極的に取り入れて、役立てようとしているレベルです。

ある程度意識を持ってISOに取り組んでいる会社は、このレベルまでには到達しているでしょう。
ISO認証取得企業の中で、このレベルがもっとも多いと思われます。

その次の「レベル4」は、ルールを決めるだけでなく、そのルールは会社としての「目標」にきちんと沿ったものであり、全社的、個人的にその目標に向かって業務を行なっているという状態です。
そして、その目標を出来るだけ『数値化』しています。

さらに、それがきちんと出来ているかをチェックする体制が整っています。
つまり、『内部監査』がしっかりと行なわれている状態です。

内部監査は、外部監査とは違い、
「ルールはありますか。それは守られていますか」だけでなく、
「会社がよくなるためのルールを作っていますか」
「会社がよくなるために、あなたは何をしていますか」
をチェックするものです。

このチェックが疎かだと、社内全体の意識も改善されません。
内部監査はISO取得後に、経営をどこまで改善できるかの鍵を握っています。

出来ている会社は、このレベルにまで達しています。
というより、ここまでできてこそ、ISO取得の意味があると言えるでしょう。

ではラスト、「レベル5」はと言うと…
ひとことで言うと、『継続的改善』がしっかり出来ている段階です。

会社は、めまぐるしく変わる世の中で生きていかなければなりません。
どこかのレベルで満足していたら、あっという間に時代に追い抜かれていきます。
そのため、常に「もっとよくなる方法はないか」「改善すべき点はないか」を考え、それを実行していく必要はあります。

ISOを取得した、会社のシステムをきちんと整えた、ということに満足するだけではなく、そこを基盤にして「改善を続けていく」という姿勢ができている状態が「レベル5」です。

要するに「経営者も社員も全員が『会社をよくしていこう』という気持ち(社風)を持っている」ということです。

このレベルは、ISOと言うよりも、「経営品質賞」を狙えるようなレベルです。
ここまでの意識改革は、なかなか難しいと思いますが、ISOに取り組むことから始めて、ぜひともここに行き着くことを目標としていただきたいと思っています。

ISO取得レベルは、一般的に「レベル2」から「レベル4」の中にあるといえます。
そのどこに位置しているのか、そしてそれ以上の「レベル5」にまで到達できるのか…その答えは…

答えは風(社風)の中に吹かれている!



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このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。((2006.10.11発行「成熟度モデルで会社を格付けする2」より

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