「人材」をきちんと活用していますか
失業率が5.4%を超えたという報道がなされています。
景気は良くなっても、まず会社は財務の改善を目指すため、雇用等の調整は遅れがちです。
しかしその一方、人手不足で困っている企業も多いのが実情です。
言い古された言葉ですが、会社経営の基本は「人材」です。
人手不足だからと人を採用しても人材になりません。
それは所詮「人手」に過ぎません。
人が足りないということで人を確保するのではなく、自社の戦略において「どのように成長していくのか」という流れの中で計画的に人材を登用していかなければ「人材」は育っていきません。
そして、計画的に登用した人を「人材」にするためには、個々の能力をうまく活用することが必要です。
人の能力をうまく活用するためには、「企業側」と「人(従業員)側」の両方から攻めなくてはいません。
「やりたいことはやってもよい。言いたいことは言いなさい。
が、与えられたことはきっちりやらなければならない」
これが、「企業側」の攻め方です。
「私はこういう企画を進めたい」
「いまのやり方ではダメです。このようにやるべきです」
これが、「人(従業員)側」の攻め方です。
こういう意見が積極的に出てくることは良いです。
しかし、社員一人一人の意見を採用することは不可能です。
ある程度の意見を聞いたうえで、経営者や管理者が、会社としての取り組み方向を決める必要があります。
会社としての取り組み方向を決める際、リーダーの思いつきや独りよがりになることがありますが、それは組織としての戦略とはいえません。
リーダーは「会社のあるべき姿」に基づき、客観的な分析をもとに選択して、その決定の経緯をオープンにしていくことが大切です。
そして、一たび決まったら、全員一致でそこに向かっていきます。
これらのことは、8原則の「3:人々の参画」および「2:リーダーシップ」で述べられています。
不況のときは、「目の前の人材」「今日の仕事」しか見えなくなりがちです。
しかし、そのようなやり方では、また何か違う問題が生じたとき、対応できなくなり、いつまで経っても組織を取り巻く環境の変化に振り回されがちになります。
8原則は、マネジメントシステムの、経営の「土台」。
土台をしっかりと踏み固め、嵐に負けない会社を作っていきましょう!
| 上記の内容を再編し、補足、整理したものが、本になりました。 マネジメントシステムの原理原則〜品質マネジメント8原則で経営力を高めよう ISOの土台「品質マネジメント8原則」を徹底解剖し、組織の目指すものを確実に実行するためのシステムづくりの方法について、豊富な事例をベースにまとめています。 |
このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。(2009.8.7「人材をきちんと活用していますか」)より
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