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ISOの運用ISO9001,14001の運用

「地球温暖化対策」「少子高齢化対策」を成長戦略に

成長戦略のための基本方針

政府が昨年末に発表した、新たな需要を生み出す成長戦略の基本方針の内容には、以下のようなことが書かれています。

「坂の上の雲」を目指した「途上国型」の経済運営ではなく、地球規模の課題を解決する「課題解決型国家」として、アジアと共に生きる国の形を実現する。

新しい国家像として「課題解決型国家」という新しいコンセプトを位置づけ、課題をクリアしている過程で新たな需要を生み出し、雇用等を創造するとしています。

現在の大不況のなかで、多くの企業は売上が落ち込むなど、大きな痛手を被っています。

しかし、困難に出合った時は、自分のベストを尽くすチャンスととらえ、課題を解決していくなかで、成長の機会を見つけていくという前向きなマインドが必要となります。

政府の成長戦略はまさしくこの志向で作成されています。


今後注目の2つの課題

基本方針の中で、今後解決すべき課題として、「地球温暖化対策」及び「少子高齢化対策」が取り上げられています。

こういった課題を
「自社ではそんなことを考える余裕はない」
「うちには必要ない」

ましてや
「ISOとどう関係あるのか?」
などと考える人がいます。

一方で
「わが社の経営にいかに活かせるか」
と捉える人もいます。

成長、成功の糸口を見つけ出せるのはどちらか・・・は言うまでもありません。

「地球温暖化対策」から何が見えるのか。

省エネルギーの観点から、現在ISO50001の制定が見込まれています。
カーボンフットプリント、マテリアルフローコスト会計など環境経営のための手法がISO化されていく流れがどんどん早まっていくと思われます。
国際規格の制定にあわせ、国内法も次々と整備されていくことが予想されます。

「少子高齢化対策」からは何が見えるのか。

ワークライフバランスなど仕事と生活の両立等が重要視され、それに伴い、仕事の無駄・重複を削除し効果的な作業プロセスを創造することなどが求められます。
こういった流れは、本来の9001のもつ意味(プロセスアプローチ)を再認識する良い機会になるのではないかと思われます。

また、重点項目として「環境」「健康」「観光」の三分野が取り上げられ、2020年までにこれら三分野で100兆円超の「新たな需要の創造」により雇用を生みだそうという壮大な目標も掲げられています。

「健康」をキーワードに、労働安全衛生などの構築見直しや関連商品の開発など新規需要が生まれたり、「観光」をキーワードに、ISOマネジメントシステムへの取組みが弱かった観光業界等へのマネジメントシステムの浸透などが考えられると思います。

これらが「トレンド」です。
トレンドの先には、「未来のわが社の姿」があります。

困難な時代ですが、すべてが一様に問題を抱えているわけではありません。
世の中の流れをしっかりつかんだ上で、自社にできることを考える。
ただし、流れが変わるたびに流されないよう、自社としての「原理原則」を確立しておく。

こうすることで、何が求められ、何が足りていないのかが明確になり、将来への方策が見えてくると思われます。



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このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。(2010.1..29「「地球温暖化対策」「少子高齢化対策」を成長戦略に」より)

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