品質方針とは
「品質方針」と聞くと、「品質」という言葉にとらわれて、製品やサービスの質の向上にばかり目が行き、現場での取り組みに関するものに限定してしまいがちです。
しかし、ISO9001は「製品」の質ではなく、「経営」の質を向上させるシステムです。
自社の経営理念を、そのまま方針に反映させていけばよいはずです。
品質方針というと、何を書けばよいのかわからないというケースが多いのですが、すでに品質方針は存在している会社もあります。
それは、社是または経営方針です。
しかし、「あれは昔の言葉だから今の企業にはあわない」と言う経営者もいます。
または、「うちは経営理念や方針がないんですよ」「そんなのを作ったことがない」というケースも。
もしも、今ある経営方針が古いものだったり、会社に経営方針などが存在しないならば、ISO構築は、時代にあった社是や経営方針をつくっていくための、絶好のチャンスです。
ISO9001は、経営理念や方針を考えるきっかけになるだけでも取り組む意義があると言えます。
品質方針とは、ISO以前の問題でしょう。
会社は「あてもないふらり旅」ではなく、きちんと目的地を定めたものでなくてはなりません。
目的地がはっきりしないままで、どうやってその目的地にたどり着くための最も的確な手段(ISO)を考えられるのでしょうか。
方針と言っても難しく考えることはありません。
社長個人の座右の銘でも構わないでしょう。
大切なのは、自分の目指すべき姿、会社の目指すべき姿をイメージし、品質方針や経営理念という形にして、はっきりと社員に示していくことです。
| 上記の内容を再編し、補足、整理したものが、本になりました。 マネジメントシステムの原理原則〜品質マネジメント8原則で経営力を高めよう ISOの土台「品質マネジメント8原則」を徹底解剖し、組織の目指すものを確実に実行するためのシステムづくりの方法について、豊富な事例をベースにまとめています。 |
このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。(2005.4.21発行「品質方針は羅針盤! 座右の銘は何ですか」より)
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