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ISOの運用ISO9001,14001の運用

ISOマニュアルは規格要求事項どおりに並べるべきか

ISOマニュアルを作成する際、規格要求事項の順番通りに作るケースがあります。

このような方法でマニュアルを作成すると、いかにも「ISOのマニュアル」に見えるため、審査の際に審査員が楽、というメリットがあります。

しかし、メリットと言えばそのくらいです。

組織の人々は、社員は「マニュアル」に従って仕事をするのであって、「規格要求事項」に沿って仕事をするのではありません。

審査員の役目は、本来「マニュアル」が「規格要求事項」を満たしているかどうかを判断することであり、規格要求事項どおりに並べる必要はまったくないはずです。

たとえば、顧客関連プロセスは、一般的に以下のような流れになっています。

マーケティング活動

営業活動

引合

見積

営業活動(ネゴ)

受注・契約

製造(又はサービスの提供)

引渡し

アフターサービス

満足度の監視

データ分析

マーケティング再構築

営業活動

…と続いていきます。
これを規格要求事項に当てはめれば、

マーケティング活動(要求なし。あえて言えば5.4や5.6)

営業活動(7.2.3a)

引合(7.2.1)

見積のレビュー(7.2.2)

営業活動(7.2.3b)

受注契約時のレビュー(7.2.2)

製造(7.5.1)

引渡し(8.2.4)

アフターサービス・クレーム対応(7.2.3c)

満足度の監視(8.2.1)

データ分析(8.4)

マーケティング再構築(要求なし。あえて言えば5.4や5.6)
 

・・・となります。

実際の業務の流れをそのまま規格要求事項に当てはめた例です。
業務の順番どおりマニュアルができあがっているため使いやすく、誰にでも理解しやすいマニュアルとなります。

逆に、規格要求事項どおりに並べた場合、実際に業務においてマニュアルを使おうとすると、ムリが出てくることがあります。

マニュアルは自分達が利用するものであって、他人の目を気にする必要はありません。

審査のため、ではなく、組織の人々自身のために、「どうしたら使いやすいマニュアルなるか」を考えてマニュアルを作り、運用させていきましょう。


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このページの内容は、ISOコンサルタント 三村聡(有限会社アイムス代表)が執筆しているメールマガジン「マネジメントのマメ知識〜ISOを活用しよう」で取り上げたコラムを再編し掲載しています。(2005.3.16発行「ISOマニュアルは規格要求事項どおりに並べるべきか」より

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